インベストメント鋳造

インベストメント鋳造は、ロストワックス法とも呼ばれる精密鋳造法であり、高い寸法精度ならびに複雑形状の製品に使われる工法です。ロウ、合成樹脂でワックスパターンを使ってセラミック製の原型を作ります。

原型は製品の形状に合わせたワックスパターンに、耐火性のセラミック材料を塗布、その後セラミック材料が固まって出来上がります。得られた鋳型に溶融金属を鋳込み固まるまで冷却します。

ステンレス、アルミニウム合金など非鉄金属を成形した金属部品や精密鋳造部品は産業界で広く用いられれており高い鋳造技術が求められます。インベストメント鋳造法は、現在の金属加工業界においてその高い汎用性から多岐にわたる産業界でも定着した生産効率の高い工法です。サンプル製作から1万個超の成形を可能としており、複雑形状や小型機械部品鋳造の製品に使われます。

インベストメント鋳造の工程
金型製作、ワックスパターン製作、セラミックモールド成形、溶解金属注入、冷却、金属凝固、シェイクアウト（型ばらし）、洗浄などの工程からなります。

インベストメント鋳造は、ネットシェイプやニアネットシェイプは切削研磨等の最終加工を必要としない完成品に近い状態に成形できる技術でもあります。材料、労働、機械加工におけるコストの大幅な削減に貢献します。インベストメント鋳造に最もよく使われる金属は、ステンレス鋼、合金鋼、アルミニウム、青銅、マグネシウム、炭素鋼、真鍮などです。インベストメント鋳造では一般にタービンブレード、船舶用部品、ギア、その他複雑形状の機械部品を生産します。

インベストメント鋳造のメリット

寸法精度 が高い
機械加工が少ない
材料の無駄を最小限に抑える
製造コストの削減
機械加工と比較してリードタイムが短い
簡素なものから複雑形状まで対応可能
短時間での組み立てが可能
金属の適用範囲が広い

鋳物工場
工場には5トン電気炉、50キロ電気炉、サンドブラスト装置、熱処理装置などを完備します。

インベストメント鋳造だからできる

• より厳しい寸法公差を設定、複雑形状の部品を形成
• 複雑な部品や非対称の部品の形成
• 内部通路を形成する複雑形状が可能
• 優れた表面仕上げ
• 薄肉設計に対応

インベストメント鋳造用材料の主なもの

ステンレス鋳鋼
合金鋼鋳鋼
アルミ鋳造
炭素鋼鋳造
真鍮鋳物
青銅鋳物
コバルト鋳造
工具鋼鋳造

インベストメント鋳造品

Hongyan Hangは、インベストメント鋳造、精密機械加工、砂型鋳造、ダイカスト、3Dプリント等から、最も相応しい工法で鋳造、形成いたします。開発、デザイン、試作品づくり、量産とお客さまの声を聞きながら要望に忠実な精密部品を作り上げます。また生産効率化にともない省資源、温暖化対策、サプライチェーンの可視化を実現することで、品質の確保ならびにお客様のコスト削減に寄与します。